ライオンラビットはなつく?ライオンヘッドとの違い:うさぎ

雄ライオンのような、もふもふとした「たてがみ」を持つ可愛いうさぎ、ライオンラビット。日本でも少しずつ認知度が上がり、人気上昇中のライオンうさぎです。

ライオンラビット

ライオンラビットとライオンヘッドは何が違うの?ライオンラビットは人に懐く?ライオンラビットの飼い方や寿命、値段や誕生の歴史について。珍しいうさぎ、ライオンラビットに関する様々な疑問や謎を解き明かし、そしてライオンラビットの魅力に迫る、うさぎの知識が詰まった特集記事です。

ライオンラビットとは

ライオンラビットのたてがみ、ひげ

ライオンラビットとは、雄のライオンのたてがみ(鬣)のような「飾り毛」で顔が覆われており、かつ「短めの耳」を持つ小型のうさぎの品種「ライオンヘッド」と、他の品種との交配によって生まれたミックスうさぎの総称です。

広義では、雄ライオンのたてがみのような被毛が顔を覆っており、ライオンヘッドに似ている見た目のうさぎであればライオンラビットと呼びます。

ライオンラビットは、主に最小種であるドワーフ系と、耳が垂れているロップ系に分かれています。それぞれ「ライオンドワーフ」「ライオンロップ」といった名称で販売されることが多いようです。

ライオンラビットとライオンヘッドの違い

ライオンヘッドとは、「アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション(ARBA)」と「英国うさぎ評議会(BRC)」に承認されているうさぎの品種の一つです。ライオンヘッドは、3インチ(7.6cm)未満の短い耳を持ち、2インチ(5cm)以上のたてがみが顔の周りを覆っています。またコンパクトな体をしているのもライオンヘッドの特徴の一つです。

一方ライオンラビットは、前述したとおりライオンヘッドと他の品種とのミックスうさぎのことを指します。ライオンラビットは、ライオンのようなたてがみを持つというライオンヘッドの大きな特徴を受け継ぎながらも、他の品種が持つ多種多様な個性もみることができるユニークなうさぎと言えるでしょう。

牧草を食べるライオンうさぎ

ライオンヘッドの歴史や由来

ライオンヘッドの誕生については諸説ありますが、一説によれば、アンゴラ由来の長毛種「スイス・フォックス」とオランダのドワーフ系のうさぎを交配させ、ロングコートを持つうさぎを繁殖させようとしていたブリーダーの手により、珍しい「たてがみ」を持つライオンヘッドが偶発的に生み出されたと云われています。

ライオンヘッドの特徴的な飾り毛である「たてがみ」は、顔の周りと脇腹に被毛を出現させる遺伝子の突然変異がもたらした結果です。

ライオンヘッドはヨーロッパで人気を博し、1990年代後半にはアメリカに輸入されました。アメリカではライオンヘッドのルックスと社交的な性格が好まれ、特に人気の高いうさぎの品種の一つとなっています。

ライオンヘッドは、2002年と2014年、それぞれ英国と米国の「うさぎ協会(BRCとARBA)」にうさぎの品種として認められました。現在では、毎年ライオンヘッドのショーが行われ、500近いブリーダーからエントリーがあり、活気を見せています。

ふさふさもふもふ、ライオンラビット

ライオンラビットはなつく?性格は?

ライオンヘッドの性格は、社交的でフレンドリーと云われています。頭もよく、来る、遊ぶ、食べるなどの順序を理解し、しつけもある程度できる品種です。その性質を受け継ぐライオンラビットも人懐っこい傾向があります。ただ動物ですので、性格には個体差があります。

基本的には、飼い主に慣れればライオンラビットは、なつくうさぎと考えてよいでしょう。

ライオンラビットは人に懐く

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ライオンラビットは病気になる?

ライオンラビットは、他のうさぎ同様、病気になることがあります。

一般的に、うさぎによくみられる病気には、歯のかみ合わせがずれてしまう「不正咬合」、耳の中の細菌によって炎症を起こしてしまう「中耳炎」、飲み込んだ毛を消化器官の中に貯めてしまう「毛球症」などがあります。

うさぎの様子が普段と違ったり、何かの異変に気付いた際は動物病院で診てもらいましょう。

ライオンラビットの寿命は?

ライオンラビットの寿命は、他の一般的なうさぎと同様、5年から10年ほどです。うさぎは、長生きする個体で10年~15年です。近年では、ペットの飼育環境がよくなっていますので、うさぎの平均寿命は延びている傾向にあります。ストレスを与えない環境で、愛情を持って育てることが長生きの秘訣です。

ライオンヘッド

ライオンラビットの販売は?

ライオンラビットは、ブリーダー、ペットショップ、うさぎ専門店などで販売されています。現代ではインターネットで様々なショップを閲覧することができますので、お気に入りのライオンラビットに出逢うことも難しくありません。

ライオンラビットの値段は?

ライオンラビットの値段は、2万円から4万円の価格帯で多くみられます。

白いライオンラビット

ライオンラビットの飼い方は?

うさぎを始めて飼う方のために、一般的に押さえておきたい飼育のポイントやヒントなどを紹介します。

ケージ

ライオンラビットを家族として迎えるなら、まずケージを用意しましょう。ケージは、うさぎにとって家になります。トイレをしたり、餌を食べ、寝る場所です。快適に過ごせるよう、適切な大きさのケージを選びましょう。ケージは、部屋の隅など直射日光の当たらない涼しくて静かな場所に置くのがよいです。

エサ(餌)

ライオンラビットの食事には、主食の餌として牧草を与えます。基本的に好きなだけ食べられる状態にしておきます。栄養補給としてペレットというウサギ用の餌も与えますが、こちらは決められた量を与えましょう。仔うさぎの時は多めに与え、大人になったら与えすぎないようにします。

ペレットやおやつなどを与えすぎて栄養過多になると、病気になる可能性があるため注意が必要です。

ブラッシング

ライオンラビットは長毛種ですので、定期的なブラッシングが必要になります。ブラッシングをしないと、毛が絡まったりゴミを付けたりしてしまいますので、毎日お手入れしてあげてください。小動物専用のブラシを用意しましょう。

運動

ライオンラビットはケージに入れっぱなしではなく、一日に1~2時間ほどはケージの外に出して運動させてあげましょう。その際、目を離すとコードをかじったり、どこかへ登ってしまったりと、不意の危険に見舞われることがあるため、必ず一緒にいるようにします。

室温管理

うさぎは暑さが苦手です。特に夏はエアコンで室温を必ず調整しましょう。うさぎが過ごしやすい環境は、18~24度といわれています。急激な温度変化や暑すぎたり寒すぎたりすれば、体調を崩して病気の原因となりますので、注意が必要です。

ライオンラビットの里親募集はある?

里親募集の掲示板では、うさぎの里親を探している飼い主さんの投稿をみることができます。一般的なうさぎに比べ、数は少ない傾向にありますが、運よく出逢えればライオンラビットの里親になることもできます。ただ里親になるには、ある程度の手間や条件が必要となってくるケースが多いため、よく確認しましょう。

ライオンラビットはこんな飼い主さんにおすすめ

色々なうさぎの中でも、今回紹介した、ふわふわとした「たてがみ」を持つ可愛いライオンラビットを飼ってみたい!と感じた方も多いのではないでしょうか。ライオンラビットをおすすめしたい飼い主さんはこんな方です。

1.ちょっと珍しいうさぎが飼いたい
2.ちょっとかっこいいうさぎに憧れる
3.人懐っこいうさぎが好き
4.ライオンが好き
5.被毛のお手入れ(ブラッシング)が苦でない

ライオンみたいなウサギ

まとめ

その名の通りライオンのような見た目を持つ、とてもユニークなうさぎ「ライオンラビット」の紹介はいかがだったでしょうか。純血統種であるライオンヘッドとの違いもはっきりしましたね。

ライオンラビットは雑種には違いありませんが、ライオンのようなたてがみを持つかわいいうさぎです。ブリーダーの繁殖では、日本でも人気の品種「ロップ」や「ドワーフ」と交配されていることが多いため、ペットとしても飼いやすく、見た目が愛らしいライオンラビットが多いです。

ライオンラビットが家族の一員になったら、大切に育ててあげてくださいね。

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