ドワーフホトは怖い?かわいい?うさぎ
目の周りにアイラインのある珍しいうさぎ、ドワーフホト。まるでメイクで飾ったような瞳ぱっちりのドワーフホト。小さくてかわいいルックスで人気急上昇中のうさぎの品種です。
一方、ドワーフホトの目を見て怖いと感じる人もいるのだとか…。ドワーフホトは怖い?かわいい?ドワーフホトの値段や販売、性格や特徴、歴史や由来、寿命や飼い方など、ドワーフホトの魅力や豆知識に迫る、うさぎの人気特集ページです。
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目次
ドワーフホトとは
ドワーフホト(Dwarf Hotot)とは、ウサギ目ウサギ科イエウサギに分類される哺乳類動物です。ドイツでペット用に開発されたうさぎの品種の一つで、ネザーランドドワーフ(Netherlands Dwarf)、ブランデホト(Blanc de Hotot)、ダッチ(Dutch)などの交配から誕生しました。
「ドワーフ」は小型な品種のうさぎに付けられる名前の総称で、「ホト」はブランデホトが生まれたフランスのノルマディー地方にある自治体「Hotot-en-Auge(オト=アン=オージュ)」が由来となっています。
ドワーフホトの最も大きな特徴は、白色の毛並みにアイバンドと呼ばれる目の周りを覆うアイラインのような模様の毛色を持っていることです。このアイバンドは、ドワーフホトの祖となったブランデホトが持つ特徴であり、黒、茶、ブルーなどのカラーがありますが、黒が最も一般的です。
ドワーフホトはネザーランドドワーフのように小柄な体型をしており、立ち耳も小さい傾向があります。ペット需要が高く、うさぎの人気の品種の一つです。
※下の画像は、うさぎ一番人気のネザーランドドワーフです。
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ドワーフホトは怖い?
ネット上で、「ドワーフホトが怖い…」という噂を耳にすることがあります。SNSで検索してみたところ、ドワーフホトの特徴的な見た目に対して怖いと感じる人もいるようです。ドワーフホトが怖いと感じる方の呟やきを一部抜粋して紹介します。
「ドワーフホト、可愛いけどちょっと目が怖い」
「ドワーフホトっていううさぎ怖い…アイラインだったのか…目がでかいのかと……」
「ドワーフホトの目怖い」
ドワーフホトは黒いアイラインで目力がありすぎたり、目が大きく見えることから怖く感じる人がいるようです。また「かわいいけど怖い」という意見も多数みられました。いずれにせよ、画像をパっと見た印象で怖いと感じているようでした。
img@adhrc.com
ドワーフホトはかわいい?
一方、さらに詳しく調査してみるとと、ドワーフホトをかわいいと感じる方の方が遥かに沢山いました。「かわいい」「美人」「目ぱっちり」「かわいいに全振り」「かわいいの塊」など、ドワーフホトの魅力にメロメロになった方の肯定的なツイートが多くみられました。
ネザーランドドワーフのような可愛い顔を持ち、赤ちゃんのような小柄なボディサイズ、綺麗な純白の毛並みに優しいピンク色の耳、メイクをしたかのような印象的でお洒落なアイライン。これらはドワーフホトが持つ素晴らしい魅力ですね。特に白うさぎが好きな方に大人気の様子です。
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ドワーフホトの値段や販売は?
ドワーフホトは希少な品種のため、一般的に3万円~7万円の値段が相場です。近年では人気と需要の高まりに応じ、ペットショップやうさぎ専門店のほか、ブリーダーによる販売でもよく見られるようになってきました。
ドワーフホトの性格は?
ドワーフホトの性格は、一般的にフレンドリーでペットに適しているとされています。一見、お上品な見た目をしているので大人しそうに感じますが、実は活発なタイプで、好奇心が強かったり、走り回って遊ぶのが好きだったりもします。
ドワーフホトの性格は個体差やオスメスによっても変わりますので、品種の傾向として捉えておくのがよいでしょう。
img@arba.net
ドワーフホトの寿命は?
うさぎの寿命は一般的に5年~10年です。動物年齢表によると、うさぎの年齢を人間の年齢に換算した場合、うさぎは初めの1年で20歳になり、その後は1年で8歳ずつ歳をとっていきます。5年では52歳、10年では92歳です。平均して7年~8年といわれていますが、個体差や病気の有無、そして飼育環境によって大きく異なる可能性があります。
ドワーフホトのミスカラーとは?
ドワーフホトのカラーは基本的に白一色ですが、繁殖の過程で白以外の模様を持つ個体もいます。それらのうさぎはドワーフホトの品種の規定から外れてしまうため、「ミスカラー」と呼ばれます。またアイバンドについては、ぎざぎざや中断がなく、はっきりとした濃いラインがラビットショーで美しいと評価されます。
img@rabbitbreeders.us
ドワーフホトの歴史や由来
1900年代初頭、フランスのノルマンディーで大きい体と黒いアイラインを持つブランデホトという品種が誕生しました。ブランデホトは商業的価値を持っていたうさぎですが、後年になると大きなうさぎよりも小さなうさぎの方が愛玩動物として需要の高まりをみせていました。
1970年、東西ドイツに住む2つのブリーダーが、それぞれ別々にアイラインを持った小さなうさぎを作ろうとしました。
ブリーダーの一方は、ネザーランドドワーフとブランデホトを交配させました。もう一方は、ネザーランドドワーフとダッチを交配させ、アイラインが出現するまで繁殖しました。その後、2つのブリーダーの手によって生まれたうさぎが交配され、ドワーフホトが誕生しました。
1983年、ドワーフホトはアメリカンラビットブリーダーズ協会(ARBA)によって品種として認められました。
ドワーフホトとブランデホトの違い
ドワーフホトはブランデホトを先祖としていますので、その遺伝子を受け継いでいます。ブランデホトは、ドワーフホトと同じく、純白の毛色とアイバンドと呼ばれるアイラインのような目の周りの模様を特徴として持ちます。
ドワーフホトとブランデホトの二つの品種の大きな違いは大きさです。ブランデホトは体重3.5kg~4.5kgにまで成長する大きなうさぎです。一方、ドワーフホトはドワーフ(小さなうさぎ)と名の付く通り、小柄な体をしており、その体重は1.4kgほどです。これはネザーランドドワーフの特徴を受け継いでいるからです。
現在、ドワーフホトがペットとして数を増やしている一方で、ブランデホトはアメリカの機関によって「絶滅危惧種」に指定されています。
※画像は、ブランデホトです。
ドワーフホトの飼い方
ドワーフホトの飼育方法について、ネザーランドドワーフなど他のうさぎと特に変わりありません。
主食に良質なイネ科の牧草を好きなだけ食べられるように与え、高栄養のペレットやおやつは適量だけ与えます。うさぎが落ち着ける場所にケージを置き、一日に最低でも30分~1時間はケージの外に出して自由に走り回らせましょう。ドワーフホトは活発で好奇心旺盛な性格ですから、飼い主さんと遊んでもらえるときっと喜びますよ。
ドワーフホトは短毛種ですので被毛のお手入れはそれほど必要ありませんが、定期的にブラッシングをするようにします。特に換毛期は抜け毛の量が増えますので、手で揉んだりするほか、道具も使ってお手入れしてあげてください。
うさぎは暑さに弱い動物ですので、夏場はエアコンを回して室温が上がらないように注意してください。室温18度~24度がうさぎにとって適した環境といわれています。
その他の日常的なうさぎの世話としては、トイレ掃除、飲み水の交換、ケージ掃除、健康チェックなどがあります。
ドワーフホトの里親募集はある?
うさぎの里親募集の掲示板を探してみると、あまり数は多くありませんがドワーフホトの掲載を見つけることができます。ただ、そのほとんどは交雑種であり、血統書も付きません。
里親になるためには譲渡契約書を交わし、元の飼い主さんが提示する条件に見合う必要もあるため、ペットショップやうさぎ専門店で購入するよりも手間がかかります。よく検討してから里親になるかどうか決めるとよいでしょう。
まとめ
ドワーフホトの魅力がいっぱい詰まった特集記事はいかがだったでしょうか。
まるでアイライナーを描いてメイクをしたかのような上品で可愛らしいうさぎ、ドワーフホト。お姫様やお嬢様のような可憐で美しい姿が印象的ですね。「飼いたい!」と感じた方も多かったのではないでしょうか。
うさぎの品種の中でも目を惹くアイライン。綺麗な瞳を持つドワーフホトの人気はこれからも高まっていきそうです。