プルメリアの花言葉は怖い?ハワイ語の意味

プルメリアの花言葉に関する記事です。怖いと云われる由来は?ハワイ語やハワイアンジュエリーのモチーフに込められた意味やプルメリアの言い伝えも紹介します。

プルメリア

プルメリア (Plumeria) は、南国ハワイの綺麗な花として日本でも人気ですね。ハワイ語では、「Puamelia:プアメリア」といい、古くから親しみのある花として現地の人々にも愛されています。上品な甘い香りを持つ花として有名で、その花は女性の魅力を引きだすと云われており、「神が宿る花」として知られ、神聖な一面もあります。

プルメリアの花言葉

プルメリアの花言葉は、「気品」「日だまり」「恵まれた人」「内気な乙女」「情熱」「親愛」です。

プルメリアの英語(西洋)の花言葉は、美のビューティー(beauty)、魅力のチャーム(charm)、しとやかのグレース(grace)です。

花言葉の意味や由来を解説します。

プルメリアの花言葉

花言葉の意味

「気品」は、プルメリアの花の上品な香りと、その優雅な花姿が由来となっています。「日だまり」は、南国の太陽の陽をたっぷりと浴びてプルメリアが咲き誇ることから。温暖な気候にぴったりな花言葉ですね。「恵まれた人(容姿)」は、プルメリア自身の美しさに加え、女性の魅力を惹きだす花であることに関係がありそうです。「内気な乙女」は、プルメリアの花が「しとやか」なイメージであることにちなみます。

どの花言葉も美しく、南国の豊かな自然と暖かな気候を連想させるような、心優しい素敵な意味と由来がありますね。

プルメリアの花言葉は怖い?

墓地

さてプルメリアの花言葉は怖いという噂があります。そのことについて調べてみました。

プルメリアの花は生命力が強いことから、手入れが行き届きづらい墓地に「墓地木」として植えられたり、葬儀で用いられたりします。多く自生しているプルメリアは、急に葬儀があった時でも摘みとって集めやすかったそうです。そして花の香りが強いことから、臭い消しとしても有効でした。

そのため国によってプルメリアは「お墓の花」とも呼ばれ、お供えの花としての一面があります。日本でいえば、菊の花のようなイメージでしょうか。

プルメリアの花言葉自体に怖い意味はありませんが、間接的に怖さを感じる方もいるかも知れません。死者を弔い葬る際に用いられるということは、プルメリアが神聖な花である証拠でもあり、花自体の美しさと素晴らしさが変わることはありません。

プルメリアのように美しき乙女のネックレス【PR】

しとやかで気品高い美しい女性を可憐に彩るプルメリアの花のネックレス。親愛と情熱を象徴する大きなハートを、上品なプルメリアの花々が囲みます。ハワイアンジュエリーとはまた違った雰囲気を醸し出す、プルメリアモチーフのデザインが魅力的です。女性へのプレゼントにも人気のシルバーアクセサリー。

プルメリアのモチーフ、ハワイアンジュエリーに込められた意味

ハワイアンジュエリーの代表的なモチーフのひとつ、プルメリア。

ハワイアンジュエリーには、プルメリア以外にも、波のスクロール、海亀のホヌ、釣り針のフィッシュフック、珊瑚のコーラルなど、様々なモチーフがありますが、ここではプルメリアに限定して紹介します。

プルメリアの5枚の花びらには、「親切、調和、優しさ、謙虚、忍耐」という特別な意味が込められています。これらはハワイのアロハ(ALOHA)に由来します。

プルメリアのモチーフの意味

「アロハ」が、ハワイでの挨拶であることは知っている方が多いと思いますが、実はもっと深い意味があります。

1つ目は、「ALOHA」という言葉には親愛する気持ちや感謝の気持ちを含んでいることです。ALO(顔、面前)+ HA(息、呼吸)という文字が組み合わさっていますが、これは、古代ポリネシアでは、鼻を合わせ、対面する相手と息を交わし合い、親愛の情を讃え合ったことが由来となっています。

2つ目は、ハワイ語の「ALOHA」、一語一語に込められた意味です。
「A」の「akahi(アカハイ)」は「思いやり、優しさ」
「L」の「Lokahi(ロカヒ)」は「調和、ハーモニー」
「O」の「’Olu’olu(オルオル)」は「心地よさ」
「H」の「Ha’aha’a(ハアハア)」は「謙虚さ」
「A」の「Ahonui(アホヌイ)」は「忍耐強さ」

ALOHA:アロハの意味

これらはハワイの人々が持つ豊かな感性と親切な気質、誠実さを表し、そのアロハスピリットはハワイアンジュエリーのモチーフ一つ一つに受け継がれています。

プルメリアは女性の守り神として「神の宿る花」とも云われ、愛されています。その花のモチーフは、「大切な人の幸せを願う」という意味が込められ、自分自身で身に着けることで幸せを呼ぶお守りとしたり、愛する女性へ想いを込めたプレゼントとして贈られます。

ハワイアンジュエリーをはじめ、プルメリアのモチーフとしたアクセサリーが選ばれる、素敵な理由ですね。

プルメリアで彩る花の髪飾り「レイ:Lei」

プルメリアのレイ、髪飾り

頭や首、肩などを飾る、ハワイの伝統的な装飾品「レイ (Lei)」。観光客をもてなす際に贈られたり、誕生日、結婚式、葬式など祭事など、様々なイベントで用いられます。

レイは、海草、貝殻、羽毛、鮫の歯など、色々な材料から形作られ、魔除けやお守り、そして社会的地位の象徴などとして古来から親しまれていました。19世紀頃、渡来人により様々な植物が持ち込まれ、今ではプルメリアやカーネーション、ジャスミンなど、美しい草花が用いられ、より華やかな装飾として姿をみせるようになりました。

フラダンスを踊るハワイの人々が首飾りや髪飾りをしている姿は、日本人の私達もよく知るところですね。

プルメリアの花の香り

プルメリアの香り

見た目も可愛らしいプルメリアの花ですが、その香りも印象的で、優しく甘く上品でフローラルな香りと云われています。

プルメリアの匂いは、エッセンシャルオイル(アロマ)、ボディーソープ、香水など、様々な製品に加工され、香りが好きな女性を中心に親しまれています。また南国やハワイのお土産として、ギフトでも人気があります。プルメリアの花の香りを嗅ぎながら、落ち着いた空間でリラックスすれば、心も体もリフレッシュできそうですね。

プルメリアの云い伝え

『満月の夜明けに、まだ朝霧に包まれた瑞々しいプルメリアの花を摘み集め、レイを作り、意中の相手に手渡すことができれば、その恋が叶う。』

大切な人を想い、加護のシンボルでもあるプルメリアの花でレイを作ってプレゼントすると恋が実るという、ロマンチックな言い伝えがあります。

プルメリアのプレゼント

プルメリアの特徴や基礎知識

プルメリアとは、キョウチクトウ科インドソケイ属の植物。英語で、Plumeria。ハワイ語で、Puamelia。英名で、テンプルツリーとも呼ばれる。

プルメリアの和名は、インドソケイ。

プルメリアは、中南米、カリブ海諸国を原産とする花で、約300種類が確認されている。ハワイ、ニュージーランド、タヒチなど、太平洋に位置する温暖な気候の島国では「レイ」という髪飾りに好んで使われる。ラオスの国花であり、チャンパーとも呼ばれる。

プルメリアの花の色は、白、ピンク、黄、赤などがある。

プルメリアは、8月28日、11月16日、1月27日の誕生花。

プルメリアは、春先に芽吹き開花する。開花時期は通常5月から9月頃までの季節だが、熱帯地方では常緑で、四季咲きとなる場合がある。

ピンクのプルメリア

プルメリアの雑貨

プルメリアの花をデザインとした雑貨や小物、そしてインテリアなど。アジアン雑貨やハワイアンテイストなグッズがお好きな方は、こちらの記事も是非あわせてどうぞ。
プルメリア雑貨18選【ギフトにも】

まとめ

プルメリアの花言葉、それにまつわる意味や由来。そしてハワイアンジュエリーとしてのプルメリアのモチーフについて、いかがだったでしょうか。

南国の島々やハワイの花といえば真っ先に思い浮かぶ花の一つ、プルメリア。名前の美しさもさることながら、花姿の優美さ、誇り高いフローラルな香りが素敵ですね。なにより古来から女性の美や魅力を高め、守るという言い伝えがあり、幸せの願いを込めて、大切な人へと贈られる花でもあります。

プルメリアは、自然の美とハワイアンの精神性が生み出した神秘的なモチーフですね。