クレマチスの花言葉、怖い?【別名テッセン】

クレマチスの花言葉、一覧を調べました。花言葉の中には怖い意味もあるのだとか…?それではクレマチスの花言葉を知ってみましょう!

クレマチス

初夏の季節に旬を迎える美しいクレマチスの花、大輪の花びらを特徴とする優雅な花姿が魅力的ですね。ガーデニングで親しまれている花であり、イギリスでは「蔓性植物の女王」と呼ばれるほど美麗で高貴な印象を持たせる植物です。

クレマチスの花言葉

クレマチスの花言葉は、「旅人の喜び」「精神の美」「策略」です。

クレマチスの色や品種によって花言葉は変わりません。クレマチスの花言葉の意味や由来を一つ一つ解説していきます。

クレマチスの花言葉

旅人の喜び

神話では、聖母マリアがある時、イエスと共に旅に出ました。その道中、疲れた二人の目に飛び込んできたのはクレマチスの花が咲く茂みでした。美しい花姿に見とれ、二人はしばしその場所で休息をとったと云います。その逸話が、「旅人の喜び」という花言葉の由来となっています。

また西洋では、修景の花としても親しみのあるクレマチスの花を、宿の玄関などに飾り、旅人を迎えました。そのクレマチスの花は、訪れた人の心を癒したと云います。

精神の美

見た目も華やかで美しいクレマチスの花ですが、「精神の美」は、内面の美を表した花言葉となっています。

つる性植物のクレマチスは、細いツル(蔓)を持ちます。そのツルは、一見すると弱弱しく見えるかも知れませんが、実は強く折れにくく、しっかりと絡みつき、そして毎年、大輪の花を綺麗に咲かせます。クレマチスの植物が持つ自然の生命力、その健気な強さを賞賛して「精神の美」という花言葉が名付けられたと云います。

策略

クレマチスにはサポニンやプロトアネモニンといった毒性を含む物質を持ち、その葉や茎から出る汁が肌に付いてしまうと、かぶれたり、水泡や化膿になってしまうことがあります。昔、フランスの物乞いは が、わざとクレマチスの汁を皮膚にこすりつけ、かぶれさせ、人々の同情を引いたことが花言葉「策略」の由来と云われています。

また一方、冬の時期には枯れて貧相な姿になってしまうクレマチスですが、春の季節になると一転し、鮮やかに咲き誇る姿から、このような花言葉が生まれたとも云われています。

クレマチスがモチーフのシルバーネックレス

クレマチスの花言葉「精神の美」を象徴するように、気品高く咲くスタイリッシュな花のデザイン。花言葉「旅人の喜び」のように、目を惹く美しさ。花のアクセサリーVESPERTINE(ヴェスパタイン)の『クレマチスネックレス』。

大人の女性に相応しいシルバー製のジュエリー。優雅な花を愛する女性へのプレゼントにも人気です。

好きな花はクレマチス

クレマチスの怖い花言葉?

怖い花言葉にご興味はありますか?

クレマチス、テッセンの花言葉は、「縛り付ける」「甘い束縛」です。

ツル性植物であり、細いながら強靭なツルによって絡みつくことから、このような花言葉が生まれたのでしょう。確かに束縛は、怖い意味にもなりえますが、裏返せば愛の強さの深さと解釈することもできそうですね。決して悪い意味ではなさそうな気がします。

クレマチスの英語での花言葉

クレマチスは英語で、Clematis と書きます。

クレマチスの英語の花言葉は、精神の美のメンタルビューティー(mental beauty)、創意工夫のインジェニュイティ(ingenuity)、策略のアーティフィス(artifice)、旅人の喜びのトラベラーズジョイ(Traveller’s joy) などがあります。

精神の美、旅人の喜び、策略

クレマチスという名前の由来

クレマチスという名称は、ギリシャ語で「klema(つる、巻き上げる)」が語源となっています。その後、ラテン語の「clematis(ツル性植物)」と発展していきました。

クレマチスの由来

クレマチスの別名、種類

クレマチスは、別名テッセン(鉄線)、カザグルマ(風車)とも呼ばれることがあります。その違いは何でしょうか?

クレマチスとは、キンポウゲ科センニンソウ属のツル性多年草の中で、大きな花弁を咲かせ、観賞価値の高い品種の総称を指します。

クレマチスの原種は、ヨーロッパをはじめ、中国、日本、東アジア、アメリカなど世界各地に分布しています。通常8枚の花びらを持つ日本の自生種「カザグルマ (カザグルマ)」、通常6枚の花びらを持つ中国原産の品種「テッセン (鉄線)」、そして欧米の「インテグリフォリア」などの原種があります。

テッセンやカザグルマは、クレマチスという大きな括りに属する花の種ということになります。

現在、園芸用として人気の高い大輪の花を咲かせるクレマチスは、主にイギリスで品種改良された植物です。

それらは、日本原種のカザグルマ(C. patens)や、中国原種のクレマチス・ラヌギノーサ(C. lanuginosa)を中心とし、色鮮やかなヨーロッパ系のクレマチスとの品種交配によって誕生した種の系譜に属する花が多いとされています。

クレマチスの特徴や基本情報

クレマチスとは、多年草の蔓(つる)植物。開花期は、種類によるが春(4月)から秋(10月)にかけてが一般的です。

クレマチスの種類や品種改良

クレマチスは園芸用に品種改良された綺麗な花姿が特徴的で、花の色は、白、ピンク、赤、紫、青、複色など、多彩でカラフルです。

クレマチスには沢山の人気の品種があり、特徴もそれぞれ異なります。ここでは有名なクレマチスの名前だけ列記します。

クレマチス・ペトリエイ (C. petriei)
クレマチス・アーマンディ (C. armandii)
クレマチス・ビエネッタ (C. viennetta)
クレマチス・アンスンエンシス (C. anshunensis)
クレマチス・ミゼットブルー (C. midget blue)
クレマチス・ピンクファンタジー (C. pink fantasy)
クレマチス・フルディーン (C. fuldine)
クレマチス・白雪姫など。

まとめ

クレマチスの花言葉や特徴、種類などについて、特集記事はいかがだったでしょうか。

玄関や庭先で飾られたクレマチスの花のカーテン。白やピンクなどの色鮮やかで美しいカラー。誰もが目を惹く優美な大輪の花。とても魅力的で素敵な花ですね。

ガーデニングの花として人気の高いクレマチス。機会があれば、ぜひご自宅でも育てみるのも楽しいかも知れません。

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