ストロベリークォーツの意味と効果

苺水晶という和名を持つストロベリークォーツの意味や効果、石言葉、本物と偽物の違いや見分け方などをまとめました。この石は、特に恋愛に力を発揮するパワーストーンといわれており、愛や幸せを手にして自己実現を叶えたい女性に人気の高い天然石の一つです。

ストロベリークォーツ

パワーストーンは、身に着ける人の心持ちによってマイナスの感情を浄化し、ポジティブな気持ちを与えてくれるというヒーリングの効果が期待できます。スピリチュアルやチャクラなど、人が持つ潜在能力や精神的な力、そして神秘的なエネルギーを信じる方におすすめです。

ストロベリークォーツの効果

愛と美、そして希望を象徴するストロベリークォーツは、女性の潜在的な魅力を引き出し、若さを保ったり異性を惹き付ける効果があるといわれています。

ストロベリークォーツは普遍的な愛のエネルギーを感じさせてくれる「お守り」のような役割を持つ守り石で、愛されたい、恋愛を成就させたいと望む女性にとって心強い味方となってくれるパワーストーンです。愛に関するネガティブな制約を取り払い、ありのままの自分を受け入れることを認め、自然体のままに愛を与え、そして与えられるような、自己肯定の手助けをしてくれる石だと信じられています。

恋愛のパワーストーン

ピンクカラーの優しい色合いの石は、気持ちを和ませて癒しを与えてくれますよね。ストロベリークォーツは心を柔和にし、他人に対する寛容や親切心の大切さを再認識させてくれます。優しい心を持つことは、パートナーや恋人をはじめ、家族や友人との人間関係を円滑にし、信頼関係や絆を深めてくれることでしょう。

女性の内なる魅力を高め、自信や癒しを与えてくれる一方で、ストロベリークォーツにはエネルギッシュで、好奇心や直感的な感覚を刺激してくれるという一面があります。わくわく、ドキドキとした感情は心を生き生きとさせます。自分らしく前向きに生きる活力を内からサポートしてくれることでしょう。

女性の幸せ

自分自身の魅力を引き出したい、恋愛運を高めたい、出逢いが欲しい、内面の美しさを磨きたい、優しくなりたい、愛を深めたいなど。自信を手に入れ、慈愛に満たされた人生を歩み、夢のある未来や希望、そして幸せを願う女性におすすめの天然石です。

かわいい天然石のネックレス

ストロベリークォーツのような、まるで苺のようなピンク色の天然石ピンクエピドートを大切に抱きしめたキュートなうさぎのネックレス。地球が生み出した奇跡の結晶に幸せへの願いを込めて、無垢なうさぎが祈ります。綺麗なシルバー925製のアクセサリー。石はガーネットとローズクォーツも選べます。

ストロベリークォーツの石言葉

魅力、活力(若さ)、恋愛、夢の実現などがあります。

ストロベリークォーツの誕生石

2月29日の誕生石です。

ストロベリークォーツとは

ストロベリークォーツは1960年にメキシコで発見された水晶(石英)の一種で、和名では苺水晶といいます。薄っすらと赤みがかるゲーサイト(針鉄鉱)や、キラキラとしたレピドクロサイト(鱗鉄鉱)の細かなインクルージョンを含み、全体的にピンクや赤の色味をしているのが特徴です。まるで苺のような見た目であることから、この名称が付けられました。

ピンクの天然石

広義では、ストロベリークォーツは石の流通名の一つであり、ピンクカラー系の内包物を含み、苺のような見た目をしている石の総称です。特に、アフリカで産出されるピンクエピドート(緑簾石)は、アフリカンストロベリークォーツという名称で流通しています。モスコバイトやサンストーンなども、単にストロベリークォーツとして販売されていることがあります。

苺の果実

ストロベリークォーツの本物と偽物

本来は、メキシコ産もしくはカザフスタン産の苺水晶を指してストロベリークォーツと呼びましたが、これらの産出地から採れる石は、鉱山の閉鎖や採掘の終了によって今では大変に希少で高価なものとなってしまいました。現在では、それらとは別物の石(ピンクエピドートなど)が、苺に似ているためストロベリークォーツという通称で比較的安価な価格で販売されるケースも多くなっています。

ハンドメイド作家やアクセサリーを取り扱う店が、ストロベリークォーツという名称で売られている石を仕入れて作品を仕上げ、石の違いに気付かないまま完成品を販売してしまうケースもあります。

ピンクエピドート

専門店やパワーストーンに精通した人はストロベリークォーツの違いを判別できますので、一方の呼び名を認めないケースがあります。ただストロベリークォーツという言葉自体に規定が存在せず、鉱物名ではないことから、例えばピンクエピドートを「アフリカ産のストロベリークォーツ」として販売することが誤っているかと問われれば、その判断は難しい部分があるのかも知れません。

これらは別物の石であるにも関わらず、通称が同じであることが紛らわしさの原因となっています。

ストロベリークォーツとピンクエピドートの違い

ピンクエピドートが苺のような色見をした可愛らしい天然石であることは確かですので、このことで悪者にされてしまうのは石がかわいそうな話ではありますよね。ピンクエピドートは市場においてストロベリークォーツという通称で広く定着してしまっている実態があります。素人や消費者からすれば本家と混同してしまうことは避けられず、どちらもストロベリークォーツと認識してしまう可能性が高いでしょう。

▼下のストロベリークォーツはカザフスタン産です。ふんわりとした赤系の鮮やかな色合いをしており、針のようなきめ細やか内包物がみられます。

苺水晶

▼下はピンクエピドートです。ダークピンク系の色見で、粒粒や斑点のような赤色が散らばって見えるのが特徴的です。苺の果実のようにも見えます。これらの特徴はあくまで一例です。天然石は同じ名称のものでも見た目に大きな差があります。

アフリカンストロベリークォーツ

※ピンクエピドートの詳細は、こちらの記事をご覧ください。

ピンクエピドートの意味と効果:パワーストーン

ちなみに、チェリークォーツという石がストロベリークォーツという名称で販売されていることがありますが、こちらは天然石ではなく模造石のため、注意が必要です。

▼チェリークォーツのビーズです。色のついた人工のガラス玉で、気泡がみられることがあります。天然石ではありません。

チェリークォーツ

ストロベリークォーツの選び方

前述したとおり、同じ名称で販売されているにも関わらず、実際には様々な石の種類が混同していて、それもショップによって取り扱いが変わります。

産地ごとの特徴を把握したりショップで確認を取ったりし、納得した上で気に入った見た目の石を購入するのがよいでしょう。

尚、今後の産出が見込みづらいカザフスタン産やメキシコ産のストロベリークォーツは非常に希少ですので、小さいものでも数千~数万円という値段が付けられています。

ストロベリークォーツの鉱物データ

■英名:Strawberry quartz
■和名:苺水晶
■主な産地:カザフスタン、メキシコ、ブラジルなど
■成分:SiO2+(包有鉱物)
■結晶系:六方晶系
■硬度:7
■色:無色透明の白水晶にピンクや赤の内包物を含んでいる

天然石のアクセサリー

鮮やかな色彩のカラーストーンを手に取ると心がときめきますよね。天然石を装飾とした可愛らしいオリジナルデザインのアクセサリーが人気です。